今日は、普段の会場とは異なる場所での開催になりました。生徒の人数は少なめでしたが、皆集中して取り組んでいました。
中学生は来月に中間テストがあるので、この教室で取り組んだ成果が出ると良いなと思います。
緊急事態宣言の延長が決まり、いろいろと不安になることもあるとは思いますが、この教室では生徒もスタッフものびのびと過ごしています。
私は週に1回、教室に参加していますが、競争を強いることのない教室の雰囲気が気に入っています。これからも、教室が長く続くと良いなと思います。
スタッフ黒山
本日は大田区内蒲田にある会場を特別に借りることができました。
生徒もスタッフも無理のない範囲で参加できることを伝えながら、少数で行っています。
中には塾に来たいけれども、学校の土曜日授業があるので行けません、という連絡ももらっています。
学校の先生も生徒も大変だと思います。
早くこの事態が良くなることを心から祈っています。
教室長
(以下スタッフ本間)
数学について、賢人の言葉。
まずは結論から。
日本ほど学問を文系、理系とはっきり分けてしまう国は稀だといわ
数学を学ばないと理解できない領域があることは指摘しておきたい
(佐藤優)
第9回は、数学と物理学とのあいだ其の1です。
☆印はコメントです。
?だらけですが、疑問をもつことは大切ですよね。
幾何学に数学的幾何学と物理的幾何学という2つの本質的に異なっ
それは、アプリオリ(先験的)な方法と経験的方法という、知識獲
(カルナップ)
☆幾何学を2つに分けてみる。
物理的幾何学とは、空間を対象にできるということでしょうか。
幾何学は空間を問題としてもち、空間における存在の根拠を機関と
算術は時間を問題としてもち、時間における存在の根拠を機関とし
論理学の問題は概念の結合関係そのものであり、機関は認識の根拠
(シヨーペンハウアー)
☆算術とは数論のこと。
カントは、時間と空間を思考の形式とみなしていました。
特殊相対性理論は宇宙における空間と時間を単一の4次元連続体へ
数学と時間とのあいだについては、、、
この実在的な時間は私たちが数学を構成する際の基礎になるものだ
それは一方では何度も繰り返される過程によって生成される可能性
他方では法則によって可能性を固定し、個々の数や個々の関数を得
数学の構成については、私たちは束縛と自由との交わる上に立って
(へルマン・ワイル)
☆時間=場=幾何学?
記憶とも関係しそうですね。
時間についても調べてみたいんですけど。
要するに真の科学的進歩の方向は、多年にわたって空間および時間
(マックスウェル)
すなわち、できるかぎり狭くかぎられた範囲の事実を微分方程式に
われわれはそれを数学ー物理学的基礎に立つ現象論と名づけたい。
このものは事実のひとつの新しい描像を与えるものであり、できる
(ボルツマン)
☆微分積分は、ニュートン、ライプニッツからですが、時間も対象
神、無限、数学、科学、、、
前回、有限、無限の話が出ましたが、物理的な世界には無限(極限
感性的直観的表象のみが、物理方程式の設定を導きうるのであり、
だからして、方程式は空間的数量しか含んでいないとはいえ、感性
(マッハ)
☆音速のマッハです。
存在の、あるいは認識の根拠を感覚のみに求めました。
それと、ニュートンの古典力学を批判しました。質量を加速度によ
ならば相対的に考えるほかないのですが、それが感覚なのでしょう
二種類の多数性が存在するという結果が生ずる。
すなわち、直接的に数を形成する物質的対象の多数性と、
必ず空間が介入してくるなんらかの記号的表象の介在なしには数の
持続たるかぎりでの持続、運動たるかぎりでの運動は、数学的認識
数学的認識は、時間からはただ同時性のみを、運動自体からは不動
(ベルクソン)
☆物質的対象と意識事象、持続と同時性、不動性。難しいですね。
ユークリッド幾何学によって可能な配置が記述されるはずのその空
しかし物理学は、その概念を確立するにあたってかならず幾何学を
(アインシュタイン)
☆幾何学と物理的は切り離せないようです。幾何学のなかに経験的
およそ科学的思考の対象となりうるものは、すべて、一つの理論を
公理的方法を介して間接的に数学に帰属するものだと思う。
(ヒルベルト)
☆科学と数学の思考のあいだは、公理ということでしょうか?
つづく
ご参考
「読む力 現代の羅針盤となる150冊」松岡正剛、佐藤優著、中公新書ラク
「物理学の哲学的基礎」ルドルフ・カルナップ著、沢田允茂、中山
「ショーペンハウアー全集 2」斎藤忍随、笹谷満、山崎庸佑、加藤尚武、茅野良男訳、白水社
「精神と自然」へルマン・ワイル著、岡村浩訳、ちくま学芸文庫
「世界の名著 65 現代の科学 Ⅰ」湯川秀樹、井上健編集責任、中央公論社
「世界の名著 66 現代の科学 Ⅱ」湯川秀樹、井上健編集責任、中央公論社
「感覚の分析」エルンスト・マッハ著、須藤吾之助、廣松渉訳、法
「時間と自由」ベルクソン著、平井啓之訳、白水社
「特殊および一般相対性理論について」アルバート・アインシュタ
「哲学の歴史 第11巻 数理・数学・言語」飯田隆責任編集、中央公論新社