20.3.6 落語家と連載と

(スタッフ池田)

2020年8月頃からぶらりぶらりとこちらのボランティアとして参加しはじめ、もう半年とちょっと経ちました。

 

時間が経つのは早いものです。

 

内容としては毎回の約2時間生徒との一対一で勉強を教えています。

 

「がっつりやっているなぁ」思っている人もいると思いますが、実際は勉強の話から脱線して世間話、ゲームの話をすることもよくあります。(個人差あり)

 

人間の集中力は1時間30分が限界という説もありますので脱線してしまうのは仕方ないかもしれませんね♪

 

個人的な話にはなりますが、私は第一志望を目指して浪人して1日12時間弱勉強をしていました。(ちなみに高校時代は陸上部とポケモンHGSSにあけくれていた)

 

そんな私から見てこの塾はいい意味でゆったりとした不思議な空気が流れていて居心地がいいです。(先生及び生徒が個性的というのもありますが(笑))

 

生徒達にとっても今はそうではないかもしれないけれども、ここで過ごした時間はいい経験・思い出になると思います。

 

気になった方は気軽に体験に来てくださいね。

 

 

(余談・小噺)

今はコロナ禍でワクチンはできたといっても本当に効果があって終息するか分からないですよね。

 

例えるなら、暗い洞窟に迷い込んであるか分からない出口を探しているという感じでしょうか

 

実はですね、独自のルートではありますが手取早い解決策を聞きました。

 

その解決策というのは・・・

 

 

「新幹線で旅行に行くこと」

 

決して国土交通省のまわしものではありませんよ(笑)

 

ちゃんとした理由があります。

 

先行きが見えないコロナ対策に新幹線で旅行に行くその理由は・・・

 

新幹線には「ひかり」や「のぞみ」があるから‼︎

 

お後がよろしいようで~

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左:池田 右:本間

(スタッフ本間)

数学について、今回はどこか遠いところと繋がっているような、そんな言葉を並べてみました。

多はすべて、"一"より後なるものである。
すべての存在は、ただ一つの原因、すなわち第一原因から発出する
(プロクロス)

"一"なるあなたからそむいて多のうちにむなしくなったとき、私はずたずたにひきさかれていましたが、あなたはその分散の状態から、私を集めてくださいました。
(アウグスティヌス)

あの一、二、そして三は永遠に生き、永遠に三、二、そして一の中にあって統治する。
限られることなく、しかもすべてを限るのだが、この父と子と聖霊を魂の群は三たび声を揃えてすばらしい旋律によって歌いあげた。
(ダンテ)

一は数であることはできない。
なぜなら、数は超過を許容するゆえに、決して端的な最小者や最大者たりえないのである。
神たることは無限の一である。
(クザーヌス)

一が永遠であれば、他はかりそめのものである。
(レオナルド・ダ・ヴィンチ)

神は唯一であること、言いかえれば、自然のうちには一つの実体しかなく、そしてそれは絶対に無限なものであることによる。

もし数学が、真理の他の規範を人間に示さなかったとしたら、この理由一つだけでも真理は永遠に人類に秘められたであろう。
(スピノザ)

神が自然の内に書き込んだ法則は適合性に基づいていて、その法則幾何学的で絶対的な真理と恣意的決意との中間に存するのである
(ライプニッツ)

多くの偉大な思想家によれば、純粋に数学的な研究はそれ自体、その特殊な性格、すなわちその確実性と厳密性のために、他のいかなる手段にもまして人間の精神を、神的なものの近くへと引き上げます。
(ヘルマン・ワイル)

神様と数学の間に、私は春の霞を感じました。

秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず、となり。
(世阿弥)
続く

ご参考
「世界の名著続2 プロクロス」田之頭安彦訳、中央公論社
「世界の名著16 アウグスティヌス山田晶責任編集、中央公論社
神曲 天国編」ダンテ著、平川祐弘訳、河出文庫
「学識ある無知について」ニコラウス・クザーヌス著、山田桂三訳、平凡ライブラリー
レオナルド・ダ・ヴィンチの手記」杉浦明平訳、岩波文庫
スピノザ エチカ 倫理学」畠中尚志訳、岩波文庫
ライプニッツ著作集6 宗教哲学」ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ著、佐々木能章訳、工作舎
「精神と自然 ワイル講演録」ヘルマン・ワイル著、ピーター・ペジック編、岡村浩訳、ちくま学芸文庫
風姿花伝世阿弥著、野上豊一郎、西尾登校訂、岩波文庫

2021.2.27 幾何学と天文学のあいだ

(スタッフ本間)
数学について、今回は、幾何学天文学のあいだを覗いてみました

他面から言うと、物体さえも、実体たる点においては、面よりも劣っており、面は線よりも、線は点よりも劣っている。
というのは、物体はこれらによって限定されており、そしてこれらは物体なしにでも存在しうるのに物体はこれらなしには存在しえないと考えられるから。
(アリストテレス)

形や位置変化による運動に於ける性質を明らかにする部門、即ち形状、量、大きさ、場所、時間その他は我々の研究対象であり、この部門こそいわば神学と物理学との中間にあって数学を構成する。
(プトレマイオス)

諸天体の運動が円状であることをわれわれは思い起こすことにしよう。というのは、現に自らの形を最も単純な立体[=球]に表現している天球のもつ可動性は、円状に回転することであり、等しく自らのうちへ動くかぎりにおいて、そこには始めも終わりも見出だせず、一方を他方から区別することもできないからである。
(コペルニクス)

源泉から発して宇宙空間を伝播する力や、それによりある場所で時間をかけて遂行される運動などは全て幾何学的な事柄である。
それ故、実際にこの力は他の幾何学的な必然性にも従属する。
(ケプラー)

論理學は推論のすぐれた手引ではありますが、発見への刺激といふ点からみれば、幾何學に属する鋭い類別力には較べものにならない
(ガリレオ)

二種類の精神があるのだ。
一方は、原理から発する帰結をすばやく徹底的に見極めるが、それは適切の精神である。
他方は、多数の原理を混同することなく理解するが、それは幾何学の精神である。
(パスカル)

江戸中期から後期の画僧、仙崖義梵(せんがいぎぼん)が「○△□」が重なる絵を描いてますが、あれも幾何学の精神でしょうか。

人は幾何学によって、広い宇宙を想像し、ドキドキしていたんですね。

ご参考
アリストテレス形而上学」出隆訳、岩波文庫
アルマゲストプトレマイオス著、藪内清訳、恒星社厚生閣
「完訳 天球回転論」コペルニクス天文集成、高橋憲一訳・解説、みすず書
「楕円軌道の発見 新天文学ヨハネス・ケプラー著、岸本吉彦訳、工作舎
ガリレオ・ガリレイ 新科学対話」今野武雄、日田節次訳、岩波文庫
「パンセ」パスカル著、塩川徹也訳、岩波文庫

プトレマイオスコペルニクスの間を知りたい方は、「完訳 天球回転論」の解説を読んでみて下さい。

 

 

2021.2.20 ①生徒&②スタッフ二本立て

①こんにちわ、前回も書かせてもらったここの塾生です。

 

僕は最近雑談などをしてもらって過ごしているんですが、改めてここの塾を選んで良かったと思いました。

理由としてはまず勉強に気が向かない日などに雑談を挟めるからです。また先生側が話題や面白いエピソードトークなど色々してくれるからです。

やはり1番の理由は普通の塾とは違ってどんどん進めたり宿題がないことですね。

 

前回にも書いている通り自分のペースで進められるメリットとしては個人で教えてもらっているからわからないところをしっかりと聞けることです。

 

後は宿題のことですが、長くなっているので前回のもぜひ見てください!!

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②スタッフ本間

数学は卒業したら使わないのに、
と言う生徒さんの独り言に、
心の中でうんうんと言ってしまった私。

ラファエロの絵画「アテネの学堂」の気分で、
ちょっと、数学について、古代ギリシャの賢人の言葉を調べてみました。


"一"とはそれ自体としてそもそも何であるのかと、問わざるをえなくなるだろう。
(プラトン)

果して一とか存在とかいうのは、ピタゴラスの徒やプラトンの説いたように、実体より以外の或る属性的なものではなくて、それら自ら諸存在の実体なのであるのか、
あるいはそうではなくて、かえって或るなにものかが別にそれら[一とか存在とか]の基体として存在するのではあるまいか。
(アリストテレス)

単位とは存在するもののおのおのがそれによって1とよばれるものである。
数とは単位から成る多である。
(ユークリッド)

「神は光と闇とのあいだを分けて、光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。そして夕べとなり朝となった。一日」[創世記]
第一日とは言わず、一日と述べるのはなぜか、考察しよう。
それは、世界が存在するようになる前には、まだ時間は存在しなかったからである。
(オリゲネス)

ちなみに、、、

もし古典的一般相対性理論が正しければ、時間のはじまりは、無限大の密度と無限大の時空湾曲率をもつ点である。
(スティーヴン・W・ホーキング)

直行座標系には、原点(0,0)がありますが、0と1のあいだは、どうなっているのだろう。
続く。

ご参考
「国家」プラトン著、藤沢令夫訳、岩波文庫
アリストテレス形而上学」出隆訳、岩波文庫
ユークリッド原論[増補版]」中村幸四郎、寺阪英孝、伊東俊郎、池田美恵訳・解説、共立出版
「中世思想原典集成精選-1」上智大学中世思想研究所編訳・監修平凡社
「ホーキング、宇宙を語る」スティーブン・W・ホーキング著、林一訳、ハヤカワ文庫

 

 

2021.2.13 スタッフ・生徒・スタッフ 3本立て

生徒さんからいただいた質問の答えを確認すべく、
1917年初版のある本を読んでいた時のこと、
こんな記述を見つけました。

たとえば、一片の雲がポツダム駅の上空に浮いていているとすれば、雲のところまでとどくようにそこに垂直にポールを立てて、、、

ん?ポツダム宣言ポツダムでは?

その本は、
「特殊および一般相対性理論について」
アルバート・アインシュタイン著、金子務訳、白揚社

これは、座標系についての説明の一部です。
ですが、ヨーロッパを襲った2度の世界大戦のことを考えると、この地名の選択が、何か特別なものに思えてきて、
天才によるひらめきか、それとも、、、
フロイトなら渋い顔をするかな、とか。
しばらくぼーっとしてしまいました。

ポアンカレ政権下のフランスでは、プルーストの「失われた時を求めて」がこの頃出版されています。

この本では、相対性理論についての親切丁寧な説明がこの後も続いて、最後はこんな言葉で結ばれています。

物理的対象は空間の内にあるのではなく、空間的に拡がっているのである。こうして<空虚な空間>という概念はその意味を失うのである。

まずは、空間=箱というイメージを無くすことですかね。

生徒の皆さん、本読みましょう。
たまには難しい本も。(スタッフ本間)

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はじめまして、僕はこの塾の塾生です

 

塾を通おうか迷っているならこの塾をおすすめします

 

理由としては塾の宿題がでないので宿題に追われるなどのプレッシャーがなくむしろ学校の宿題でわからないところを消化できるので家での自由時間が増え、充実した生活をおくっています

 

もうひとつの理由としては教えてくれる先生がとても話しやすい事です

先生と話しやすい事によってわからないとこを聴きやすく勉強のペースが早くなり色々な科目に向き合えるところです

 

少しでも気になったら見学などもできるので是非!

 

 

 

 

こんにちは、昨年10月からこちらの塾ににおじゃましている中尾です。

昨年から大田区に引っ越してきて、何かボランティア活動をしたいな…というときにこちらを見つけました。

土曜日の午後に生徒さんやスタッフさんとまったりと交流していると、日々の疲れも癒されます。
あ、もちろん勉強もいっしょにしています。

普段は、非営利団体の事務職員をしています。
今は人事の仕事をしていますが、災害救護や国際援助に関係した業務をしていたときもあります。

私の所属する団体では、ジョブローテーションと言って、数年毎に部署異動があるため、長く働いていても日々勉強、新鮮な気持ちで仕事に取り組めるのが良いところです。
また、非営利団体なので、営利目的でない支援活動に全力で取り組むことができます。

どんな仕事をしていても、どんな環境にいても、楽しいことも大変なこともありますよね。

教室にはいろんなスタッフさんがいるので、普段どんなことをしているのか、聞いてみるのも楽しそうですね。

 

2021.2.6

自由塾生徒の YUZUです。 

 

2月になり初めての自由塾ですね。

さて、受験が終わった人、これからの人もいますが、緊急事態宣言が延長されスタッフさん、生徒たちも不安の中頑張っています。

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以前よりも感覚をあけています

(以下教室長)

自分の勉強の後にここまで書いてもらい、タイムアップとなりました。初めての記事ありがとう。またよろしくお願いします。

教室は引き続き感染症への配慮を行いながら、運営を行っております。

 

写真手前にもあるように、遠方スタッフもリモートで参加してもらうなどの工夫もあり、助かっています。

 

昨年経済産業省の標語に「学びを止めるな」というものがありましたが、生徒もスタッフも慎重に、しかし自分たちの学びを止めることなく、今日も緩やかに進行しています。

 

 

2021.1.16

教室長です。

新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

昨年度末からの感染症影響を受け始めてもうすぐ一年が経とうとしています。

先日の9日に東京都内にも緊急事態宣言が発令されました。

 

これについては運営の協議の結果、様々な視点から鑑みて、私たちの蓮沼教室に関しては日中ということもあるので、今まで以上の配慮のもと、慎重に開催を継続していくこととしました。

 

具体的には消毒等の徹底のほか、スタッフの人数制限や遠方スタッフのオンライン対応を追加しています。

 

また生徒にも希望があればオンラインでの学習対応をできる旨を伝え、少しでも体調に不安のある生徒にはお休みかオンラインに回ってもらうことを伝えています。

 

教室内は少し冷えはするものの常時換気も行うので、上着などを着用しながら学習をする姿も見受けられています。

 

都立の推薦入試も近いので、特に中学3年生は体調管理、環境管理などを徹底していけるようにしたいですね。

 

学校も出席停止扱いができるようになったということで、今後自宅学習を行うという生徒もいます。

 

引き続き慎重に教室を運営してまいります。

 

本年も改めましてよろしくお願い申し上げます。

12.26 年内最後

スタッフ岡村です。

年内最後の土曜日である今日は、自由塾も年内では最後の回となります。
来週には年が明けている……何だかびっくりです。

生徒の皆さんは学校が冬休みに入りました。
二学期の復習や通知表の振り返り、受験生は受験対策など、皆さんそれぞれの課題に取り組んでいます。

今年は、教室も一時休止となるなど、各方面で新型コロナウイルスの影響が避け難い一年でした。
残念ながら、収束はまだ遠いかもしれません。ですが、今後も感染対策をしっかりと行い、リモートも活用しながら、生徒さんを支援していけたらいいなと思います。

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教室長です。

大変な厄災に見舞われた2020年も間もなく終わろうとしていますね。

本教室も前年度から教室の移動、アクティビティーの中止、イベントの中止、オンラインの整備など体制の変更が余儀なくされてきましたが、生徒・保護者・スタッフのご理解や協力のもとに本年も無事に教室を終えることができました。

 

2021年もより感染症への対策を徹底しながら、受験生は受験に向けて、それ以外の生徒も基礎学力の向上と社会性を深められるよう教室を運営していきたいと思います。

 

本年もありがとうございました。

 

皆さまも良いお年をお迎えください。

 

自由塾蓮沼教室長 奥村天志