(スタッフ本間)
数学について、今回は、幾何学と天文学のあいだを覗いてみました
他面から言うと、物体さえも、実体たる点においては、面よりも劣
というのは、物体はこれらによって限定されており、そしてこれら
(アリストテレス)
形や位置変化による運動に於ける性質を明らかにする部門、即ち形
(プトレマイオス)
諸天体の運動が円状であることをわれわれは思い起こすことにしよ
(コペルニクス)
源泉から発して宇宙空間を伝播する力や、それによりある場所で時
それ故、実際にこの力は他の幾何学的な必然性にも従属する。
(ケプラー)
論理學は推論のすぐれた手引ではありますが、発見への刺激といふ
(ガリレオ)
二種類の精神があるのだ。
一方は、原理から発する帰結をすばやく徹底的に見極めるが、それ
他方は、多数の原理を混同することなく理解するが、それは幾何学
(パスカル)
江戸中期から後期の画僧、仙崖義梵(せんがいぎぼん)が「○△□
人は幾何学によって、広い宇宙を想像し、ドキドキしていたんです
ご参考
「アリストテレス形而上学」出隆訳、岩波文庫
「アルマゲスト」プトレマイオス著、藪内清訳、恒星社厚生閣
「完訳 天球回転論」コペルニクス天文集成、高橋憲一訳・解説、みすず書
「楕円軌道の発見 新天文学」ヨハネス・ケプラー著、岸本吉彦訳、工作舎
「ガリレオ・ガリレイ 新科学対話」今野武雄、日田節次訳、岩波文庫
「パンセ」パスカル著、塩川徹也訳、岩波文庫
プトレマイオスとコペルニクスの間を知りたい方は、「完訳 天球回転論」の解説を読んでみて下さい。