10.30

教室長です。

秋晴れの気持ち良い日が続いていますね。

感染症もひとまずの落ち着きを見せてきたことや、規制緩和されてきたことも踏まえて小さなアクティビティーを再開していくことにしました。

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久しぶりの光景

以前の自由塾では学習と同じくらい、楽しく色々な人と関係性を育むアクティビティーを毎週のように行っていましたが、コロナ以降自粛していました。

 

密に関わるものはまだ避けていく予定ですが、小中高生やスタッフがみんな一緒になって笑い合える教室に戻ってきそうだなと改めて思いました。

 

(以下の西川さんは、元生徒で今旅行業関係の専門学校に通っています)

 

スタッフ西川です。

 

ブログを書くのは3ヶ月半振りですね。

 

緊急事態宣言も明けて一ヶ月が経ちますね。この時期になるともう秋って感じですね。

 

 

皆さんは秋って思うとどんな秋を思い出しますか?

 

 

芸術の秋、食欲の秋、読書の秋など様々な物を連想しますよね。

 

 

私は行楽の秋です。この時期は首都圏ですと箱根や秩父などがありますが日本にはもっと美しい紅葉を見ることが出来ます。今回は是非とも行ってみてほしいスポットを紹介します。

 

 

まずは宮城県にある鳴子峡。この時期の鳴子峡はあたり一面が紅葉。陸羽東線から眺める紅葉も美しい。近くには鳴子温泉もあるのでお勧め。

 

 

次は石川県にある兼六園日本三名園の一つ。冬の兼六園も美しいですが秋の兼六園紅葉狩りも楽しめる。石川県に行った必ず行っておきたいスポットなのでお勧め。

 

 

最後は岐阜県の飛騨地方。飛騨高山などの山岳地帯ですが標高差によって様々な紅葉を楽しめます。下呂温泉白川郷などと合わせて楽しめるスポットなのでお勧め。

 

 

いかがですか。この他にも色々とありますが今回はここまで。皆さんはどこかお勧めのスポットはありますか。秋は一年でも心地がいいので感染症に気をつけて楽しめる秋になりますように。

10.23 自由塾のJiyou & 数学ブログ

教室長です。

写真左側は小学生たちが久しぶりに黒板のある教室だったので自由に遊んでいながら、右の男子生徒は受験勉強をスタッフとしています。

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男子生徒には事前に小学生たちが自由にわちゃわちゃやっているけど、どう?と聞いたところ、全然構わないと即答でした。

 

小学生たちも30分くらい経つと一緒に見ているスタッフが勉強を促すこともなく勉強を始めていました。

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自由塾では昔からよく見られる光景です。

 

以前から保護者の方や見学の方々が来てよく口にするのが、「みんなとても勉強しますね」ということでした。

 

なぜなのでしょうか。

 

こういうことをみんなで考えていきたいですね。

 

 

数学について、
第18回は、数学と建築とのあいだ、其の1エジプトです。(本間)

※挿絵は追って更新

建築物や都市、そして文明は数学っぽい。
人が造ったものはなぜそうなるのか?
なぜかは分かりませんが、その周辺を少しのぞいてみます。

面白かったので、少々長めに引用してます。★☆は捕捉とコメントです。


★比例★
エジプト人は石や壁面を同じ大きさの正方形のこまかい網目で細分した。
この細分を彼らは人間の表現だけでなく、彼らの美術に大きな役割を演ずる動物の描写にも用いていた。
エジプトの網目模様は転写的意味ではなく、構成的意味をもっている。
その有用性は、寸法の確立から運動の明示にまでわたっていた。
エジプト人によって作られた人物像は、人間の機能ではなくて、形をいっそう永続的な写しによって再現している。
☆同じ大きさの正方形の網目からスタート!まるで方眼紙、座標系、そこに数学が潜んでます。
☆数学から表現へ展開。
☆構成、寸法、運動。これは科学、力学?☆人間を機能でなく形としてとらえる、形から入るのは幾何学


★建物★
エジプトの建物は、囲われた<オアシス>、耐久的な巨石のマッス[量塊]、直行的秩序および通路もしくは軸、という四つの基本的志向の総合を表している。
これらすべては、象徴的に現れており、一体となってエジプト人宇宙の明確な再現を構成している。
また、<秩序>と<恒久性>とがエジプト建築の基本目的を示している。
☆石→幾何学的な塊+大きさや量→象徴、神様へ。
☆俯瞰すると、そこにリズムや座標、そして宇宙が現れる。

★★ルクソール神殿★★
★★アメン神殿★★


★地形、気候★
単純で規則的な地理構造をもった国。
砂漠が、長くて幅の狭いナイル渓谷の両側にある。
全体にわたって比較的均一な性格をもった縦長のオアシスである。
気候は乾燥して安定しており、ナイル河が規則的に氾濫するのとあいまって、それは永遠なる自然の秩序を明示するかのよう。

特殊な個別的な性格をもったいろいろな場所が、早い時代から地方の神がみに帰属させられていた。
☆単純、均一、規則的な自然の秩序→数学で扱いやすい。
☆特殊←→神様を感じる、神様のせい?


★文明のはじまり★
遠い昔、人間の心は、命令を下す「神」と呼ばれる部分と、それに従う「人間」と呼ばれる部分に二分されていた。
<二分心>が生み出した社会組織こそが文明の発祥を可能にした。
重要な人の亡骸をあたかもまだ生きているかのように埋葬する習慣は、古代文明のほとんどすべてに共通している。
この慣習は、死者の声が生きている者に相変わらず聞こえており、その声がそういう葬り方を求めていたのだと考える以外には説明がつかないのではないか。
その声が生きている者に幻聴として届いた、これら死せる王たちが、最初の神だったのだろう。
☆人間の中から聞こえてきたのか、或いは、どこか遠くから聞こえてきたのか。
形ができて文明になる。ここでは数学も形を与える1つのツール?
或いは、数学の目や耳が反応したのでしょうか。
☆古代象形文字(ヒエログリフ)を見ていると、お経のような、不思議なリズムを感じます。
まるで、絵と文字と声と数学が別れていないような。


★ピラミッド★
大ピラミッドは、ファラオの墓ではなく、オシリスの墓である。
その比率は、大地を測量し、春分秋分に太陽が描く偏差円によって計算されている。
時至れば、太陽と月がちょうどピラミッド頂上に来るように設計されている。
太陽神は、傾いてゆきながらピラミッドの胎内に隠れるかの如く見え、そのままそこに閉じ込められる。
そして翌年の春になると、また同じ位置に、同じ時刻に出現する。
オシリスは、毎年死者の国から復活する。
大母神イシスも、春になると真夜中にまた現れる。
☆太陽と月とピラミッド、人と神様。
ピラミッドの形は外に開いている?
登るだけでなく、外から見る視点も持っていたのだろうか。
☆ピラミッドの形。例えば昆虫の脚は、細長い円柱形をしている。
厚さがどの方向でも同じになるのは円であり、円には弱い方向がない。脚の断面は円形がいい。
安定を考えると円、重力の影響を受けると三角形?似た形は山?

★★ギーザ。クフ王のピラミッド★★


★イシスとオシリス
イシスとオシリスがエジプトの二主旨神で、エジプトの全神学はこ両神を主軸にして成り立っていた。
彼らはあらゆる異教の神々でもあり、男神・女神を問わず、個々の神々はすべてイシスとオシリスの特殊様態にすぎない。
オシリスが純粋な光であれば、イシスの支配力は、昼と夜、生と死、水と火、始まりと終わりを交互に受ける地上の全物質に及んだ。
☆イシスとオシリスは、この後どこに遠征するのでしょうか。


ご参考

バルトルシャイティス著作集3 イシス探究」ユルギス・バルトルシャイティス著、有田忠郎訳、国書刊行会
「西洋の建築 空間と意味の歴史」クリスチャン・ノルベルグ=シュルツ著、前川道郎訳、本の友社
「視覚芸術の意味」アーウィンパノフスキー著、中森義宗訳、岩崎美術社
「ウニはすごい、バッタもすごい」本川達雄著、中公新書
「神々の沈黙 意識の誕生と文明の興亡」ジュリアン・ジェインズ著、柴田裕之訳紀伊國屋書店

 

 

 

 

 

 

 

10.02

教室長です。

書き込みとしてはご無沙汰しています。

10月に入り緊急事態宣言も緩和されましたが、まだまだ油断せずにいきたいですね。

 

この間ですが、毎週のように新しいスタッフさんが体験し、ボランティア参加をしてくれるようになりました。

 

私たちの活動を支援してくれるスタッフの皆さんも、活動年数が4年以上のベテランスタッフ・1〜3年の中堅スタッフ・新規のスタッフさんと程よく入り混じっていて、良い感じであるなと思います。

 

通ってくれている生徒も5年以上通うベテラン生徒や、3年以上通う中堅生徒、最近入った新規生徒と学年関係なく幅広く通っているなとこちらも改めて思います。

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自由とはあらためて何なんでしょうか。

 

そんなことを振り返る今日のクラスでした。

数学連載 第17回 数学と胡蝶の夢

編集後記(先述します)

スタッフ小川です。

本間さんとこの羽化までの道筋を聞きながら記事を作成しました!

生命の神秘を垣間見て感動するとともに、「理科教育にもいいんじゃないか」「自転車のタイヤを回したらどうなっていたのか・・?」「トランセルっていうポケモンがいて・・」など、様々な話題に発展しました。

 

 

 

 

数学について、賢人のことば。
第17回は、数学と胡蝶の夢、です。

今回は、アゲハ蝶の羽化について、つたない日記にいろはを添えてお伝えします。
数学は出てこないんですけど。


◎サナギ前日◎
夕方、家の前に停めてある、僕の自転車のタイヤの中で、ウネウネと動いているアゲハ蝶の幼虫を発見しました。
どっかに行ってくれないと困るなぁと。
★幼虫は、カラタチ、ミカン、サンショウ、ユズなど、ミカン科の植物の葉を食べる。
はて、この幼虫はどこから来たのかな?

◎サナギ初日◎
朝、動かなくなった幼虫を見る。まさか、
夜、家に帰ってくると、お見事!サナギに変身してました。
★「保護色」、サナギになる前の環境に応じて、緑色か褐色か、どちらかの色のサナギになることが決定される。

◎サナギ2日目◎
写真を撮り始める。サナギは完全に沈黙。
★羽化するまで、8日から2週間かかるもよう。秋であればサナギのまま越冬します。

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◎サナギ3日目◎
後ろ姿がセクシーな事に気づく。本人は真剣そのものですが、どこか可愛らしい。
ちっちゃいものを愛でる気持ちは、枕草子にも書いてあったような

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◎サナギ4日目◎
声を掛けてみる。
ボク「順調ですか?」
サナギ「・・・・・」
そろそろ名前を考えた方がよかろうか。
今日は夕方から雨が降るらしい、心配です。
★サナギのオス・メスは、しっぽの先を腹側から見るとわかるようです。メスには縦の切れ込みがあるとか。
ちょうど引っ付いているのでわからないのですが。

◎サナギ5日目◎
まだ敵に見つかってはいないもよう。
★サナギの「天敵」は、アリ、アオムシコバチ

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◎サナギ6日目◎
雨。相変わらず、じっとしている。雨もうまくしのいでいるもよう
★昆虫の最大の敵は鳥。
その鳥は、どういうわけかヘビを本来的にこわがる。
それと関連があるのかどうかはわからないが、鳥は目玉もきらい。
ゆえに、目玉模様にたいへんヨワイ。
そこでいろいろな虫は、きそって目玉模様を身にまとい、ヘビの形をまねるそうです。
そういうば、アゲハ蝶の幼虫にも目玉模様がありますね!

◎サナギ7日目◎
昨日の雨にも耐えました。
なんとなく透けてきたような気がするのですが、はて、中身は入っているのかな?
★呼吸は、お腹の横にある点々でしています。

◎サナギ8日目◎
変化なし。ツンツンしてみる、中身は入ってるもよう。
ゆで卵を作りながら、似てる?でも違う。ヒトならお篭りか?
そういえば、以前は子守りと言ってましたが、今は子育てと言ってますね。はて、何がきっかけで変わったのでしょう。
見守るしかないか。

◎サナギ9日目◎
変化なし。
★カイコはクワ、モンシロチョウの幼虫はアブラナ科植物の葉しか食べない。
栄養分は、葉の種類によってさほど変わらない。このため、幼虫のえりごのみの原因は、植物の葉にふくまれているにおいにあるようです。

◎サナギ10日目◎
変化なし。
今日も肌寒い、十月なみの気温、寒くて出てこれないのでは?
★アゲハチョウには、「チョウ道」がある。
メスはカラタチそのほかミカン科の木にでくわすと、急に飛ぶのがゆっくりになり、やがて卵を産みはじめる。たまに間違えることもあるとか。

◎サナギ11日目◎
久々の晴れ、洗濯日和。

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◎サナギ12日目◎
夕方から雨。写真はぶれているが、変化なし。駄目だったんだろうか?
★メスよりオスが先に羽化するようです。

◎サナギ13日目◎
雨。
サナギが蝶になって、いきなり大きな蜂に食べられる夢を見る。まさに悪夢。

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◎サナギ14日目◎

晴れ。
ちょっと期待して様子を見に行く。変化あり!

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一瞬、雨つづきでカビが生えたのかとビックリしたが、、、羽が透けて見える。
あと少し。
と思ったら、
1時間後、羽化してました。蝶が出てくるとこを見逃した!!

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30分後、羽をゆっきり動かしている。そして自転車から飛び立った。

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今度は家の壁に引っ付き、羽を開いて乾かしている。
それから1時間後、久しぶりに自転車に乗る。
家の前をひらひら飛んでくチョウを発見、元気そう。

という事で無事!羽化に成功しました。
なぜボクの自転車を選んだのかはわかりませんが、チョウから見れば、ヒトの暮らしも自然の一部なんだなぁと感じました。
それと、天気の好い日を選んで羽化していたのですが、
その日、ボクが休日であったことも知っていたのかな。


ご参考

「チョウはなぜ飛ぶか」日高敏隆著、岩波書店
日高敏隆選集Ⅲ 昆虫という世界」ランダムハウス講談

 

0904 二学期が始まりました

教室長です。

 

教室もこの間、新しいスタッフの方がたくさん増えて活気が出てきています。

今年度から始めた月に1回のスタッフ交流会も軌道に乗ってきており、新しい方がいつでも参加交流できる形が取れるようになったのは良い流れかもしれません。

 

生徒さんも増えました。

おかげ様でこのブログを更新できる余裕がなかなかなくなってきていますが、生徒もスタッフも引き続き、自由を大切にみんなで成長していきたいですね。

 

今日聞いた生徒さんたちはみんな夏休みの宿題を出せたそうです。(自己申告です)

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