教室長です。
久しぶりのブログ更新になります。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
教室は3月の卒塾で本年は多くの卒業生があったことから、現在人数的には少し落ち着いてきました。
それでも4月5月と少しずつ新たに体験に来て通い始める生徒も出始めてきているので、いつもの循環が始まったなという感じがしています。
そんな中で通い始めて2年くらい経つ小学6年生のHくんが初めてブログに挑戦してくれましたので、以下にそのまま掲載いたします。
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グミの話ができるから楽しい。
この塾のいい所は、先生と気軽に話せる所相談に乗ってくれるところ。
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何を書けばいいのか迷っていたので、塾の感想をお願いします、と伝えたところこの2行を書いてくれました。
数学について、賢人のことば。
第20回は、数学と建築とのあいだ其の3、ローマです。
おへそから宇宙へ、
ギリシャからの流れもまぜこぜにして眺めていきます。
★☆は捕捉とコメントです。
☆まず、おへそから
人体の中心は自然に臍である。
もし人が手と足を広げて仰向けにねかされ、コムパスの先端がその
☆レオナルド・ダ・ヴィンチは、
「ウィトルウィウス的人体図」の中で、円の中で手を広げる男性を
★★「ウィトルウィウス的人体図」★★
の絵があればお願いします。
自然が人間の身体を、肢体がその総計である全体の姿に比例的に照
さらに、かれらはすべての建物に不可欠と考えられる計測の基を指
☆人体は物差しだった?
それをもとに建物の寸法が決まる。
と同時に数の神秘も発見されたのでしょうか。
建築家にとって、建物が一定部分を用いた比例によって割付けの正
それ故、シュムメトリアの割付けが定められ、理論に従って計測が
☆部分から全体へ、そのあいだに、
比例、シュムメトリアの割付けがあると。
☆ギリシャにおける空間的秩序は?
幾何学やシュンメトリア(シンメトリー)、という概念が、ギリシ
加うるに、もっと全般的な直交的秩序が、都市の計画とかかわって
☆建築や都市は、空間を表現するもの?
それとも人間を表現するもの?
☆すべての道はローマに通ず
ローマは、
カプート・ムンディ[世界の頂]であり、インペリウム[帝国]の
カピトーリウムの丘の麓のミリアーリウム・アウレウムの円柱を出
★ローマ人は、中心を直交的、動的秩序のはじまりとすることによ
ヤーヌス神は、
門の神であり、出発と帰還の神でもあった。
これは既知の意味深い中心から離れて世界を征服しようとする人間
道路網では結節点(ノード)がとりわけ重要であり、戸口と凱旋門
★★コンスタンティヌスの凱旋門★★
の写真があればお願いします。
場所を聖化するに際しては、
アウグル(卜占官)が中央にすわり、<リトゥウス>なる杖によっ
左方と右方、前方と後方である。
☆ギリシャでは、
世界について、相互に作用し合う多数の自然の力と人間の力との複
ギリシャ人は彼らの注意を人間的側面に集中し、彼自身の人格を形
★人間が哲学と科学を体系的に発展させることに繋がる。
★★エピダウロスの劇場★★
の写真があればお願いします。
また、
ギリシャの景観の特色は、自然の土地が実に変化に富むことである
これらの場所の特性の解釈において、ギリシャ人はそれらを神々と
聖所は場所すなわちトポスの性格によって決定される。
★★アテナイのアクロポリス★★
の写真があればお願いします。
☆天文学
「神的な存在と類似の事柄、すなわち秩序、通約可能性、恒常性」
(プトレマイオス著「アルマゲスト」より)
☆宇宙(天文学)から人間を観る。
そのあいだに、類似、秩序、行為、性格の共通性を見る。
しかし、観測の計算の正確さは、また同時に天界の不規則性をも正
天体の円運動の均一性というギリシア天文学古来の基本原理は、「
☆天界の不規則生から地動説への飛躍は?
☆天文学から神殿へ
ローマのパンテオンは新しい実存的次元の表現として内部空間を導
巨大なドームを冠した円堂と円柱列のある大きな前廊より成ってい
ドームの格間は、この球の中心に対してではなく、床の中心に、そ
それによって規定される垂直軸が、天頂の大きな開口を通って天に
それは宇宙の秩序と生きた歴史とを一体化し、人間をしてみずから
☆パンテオンの中心は人間、その垂直軸は天へ。
★★ローマのパンテオン★★
の写真があればお願いします。
ローマ人にとっては、地上における生は理想的原型の単なる不完全
☆この後、キリスト教世界とどう繋がっていくのでしょうか?
ご参考
「ウィトルーウィウス建築書」森田慶一訳、東海大学出版部
「西洋の建築 空間と意味の歴史」クリスチャン・ノルベルグ=シュルツ著、前川
「哲学の歴史 第2巻 帝国と賢者」内山勝利責任編集、中央公論新社