教室長です。
保護者様、スタッフの皆様、支援者の皆様のおかげで2023年度も無事に自由塾を終えることができました。
大学も含めて全員第一志望校に合格をすることができました。
ありがとうございました!
たくさんの思い出はありますが、せっかくなので長年自由塾に通い、無事に志望大学に合格を果たしたYくんのインタビューと、自由塾論文を掲載いたします。
インタビューはスタッフや他の生徒さんが彼に聞いてみたいことを集めたものです。
【自由塾インタビュー】
・自由塾に何年通いましたか?
「6年ほどかな」
・一番印象に残ったことはなんですか?
「スタッフ池田さんの落語」
・塾で改善してもらいたいことはありますか?
「ないのかも」
・スタッフの印象はどうですか?
「明るいイメージ。なんでも知ってるような・・・」
・今のうちに(中高生)経験してほしいことはなんだと思いますか?
「挫折だな」
・自分の中で何を考え、何を原動力として塾へ通ってきましたか?
「教員への憧れ。また親に対して、見返してやるぞという考え」
・学校と比較して何を得られましたか?
「多様性」
・人生で一番楽しかったことはなんですか?
「高2の時の修学旅行」
・今後スタッフとして復帰したとして、理想のスタッフ像は?
「頼りがいのある大人」
・日記をつけていますか?
「1日1日どんなことがあったのかはつけてます」
・気を遣わなければならない場面はどうしてますか?
「1歩下がって考える」
・思春期の人たちに聴いてほしい音楽は?
「I Believe (T.O.K)」
・一番最初の自由塾の印象は?
「楽しそうな印象」
【自由塾論文 テーマ「自由とは」】
自由とは人々が束縛から解放され自己意思で選択肢し行動する状態を指す。自由は社会的制約や法的な規定からの解放を意味し、個人の権利と責任を強調します、自由は民主主義社会において重要な価値であり、個人の尊厳と平等を実現するための基盤となります。
自由について考える際、哲学者エリッヒフロムの定義も参考になる。彼は自由を「個人として自立し、自発的に行動すること」と捉えています。この自由は与えられた者ではなく、掴み取る者であり、その選択には責任が伴うことを意味します。
また自由は一度手に入れた後でも孤独や不安、悩みや迷い、苦労や困難などの壁が立ちはだかります。しかし、自由は自己の成長と責任を伴う者であり、その選択は個人の人生を豊かにするものでしょう。
自由は、社会的な枠組みや意志の相互に関連して多面的概念であることを理解することが大切だと思います。
生徒Y
以上
"自由とは多面的概念であることを理解することがとても大切だと思います"
彼が書いてくれたように、より多面的概念として多角的な視野で捉えていくことは大切だと私も思います。
この教室のことで言えば、最初の30分を過ぎた時間から学習の時間に入っていきますが、果たして本当にそれは自由であるのか。
それについては「社会的な枠組み」をこちらで学習時間として与えていることになります。そこに生徒個人やスタッフの意思が干渉していくことで多面的な概念が形成されていくように思います。
中にはそれらを不自由に感じる人もいるかもしれません。なぜなら私たちは教室以前に社会通念の概念と長く付き合ってきているからです。
少し難しい話になってしまいましたが、彼を筆頭に多くの卒業生が自由塾について、自由について色々と考えてくれていることはとても有意義だなと改めて感じています。
自由に限らず、これからも「ものを考える」ことのできる生徒さんに育っていってもらえれば嬉しいなと感じました。
引き続きよろしくお願いいたします。